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2020-05-11在仏の作家・ミュージシャンの辻 仁成 さんからの最新レポートです。ぜひ、ご参考に。

在仏の作家・ミュージシャンの辻 仁成 さんからの最新レポートです。ぜひ、ご参考に。

某月某日、とりあえず、55日間に及んだロックダウンが終わりを迎えたが、ロックダウンを約二か月経験した今、やはり、フランスにはロックダウンしか選択肢がなかったという結論なのだが、果たして日本はどうなのか…。早い段階で2週間程度、強いロックダウンをしていれば、日本の国民性から考えると短期で収束も可能だったという意見に変わりはない。しかし、現状の緩やかなしかも収入補償のないロックダウンだと収束が見えにくい。ロックダウンを選んだ国々というのは結局、ロックダウンを選ぶしか他に方法の無かった国であった。フランスが台湾のように物凄く早い段階で対策をたてていればこれほど大勢の死者を出すこともなかったかもしれない。最新情報によると、駐北京フランス大使がかなり早い段階(12月31日)から本国に対し、新型コロナウイルスの危険性を通達していたが、マクロン政権はまさかこんな状況になるとは思わないので、結局、耳を貸さず、気が付いた時には手遅れだった。もっとも、同じ道を進んだのはフランスだけじゃなく、イタリア、スペイン、イギリス、そしてアメリカも同様のミスをおかしている。韓国は独特の方法で検査をやっては陽性患者を見つけ隔離という方法でロックダウンをしない封じ込め政策で一定の成功を出してきた。台湾は最初の陽性者が出た段階で国が対策をたて、ほとんど無傷の状態を維持した。フランスがロックダウンに踏み切った時期は、この判断が相当に難しいところまで来てからのこと。イギリスは判断が一週間遅れたことで、世界で二番目に多い死者を出してしまった。新型コロナウイルスの感染速度は科学者が想像するよりもずっと早かった。逆を言えば、台湾の判断はそれよりもずっと早かったことになる。

イタリアで感染拡大が始まった時にフランスが素早く台湾のような手を打っていれば2万6千人も死ななくて済んだ可能性は高い。結局、イタリアやスペインと隣接する、欧州ど真ん中のフランスはロックダウンをやらなければならない運命にあったのかもしれない。じゃあ、日本はこの先どうしていくのが良いのか。衛生観念の高い日本国民にとって、またもともと他人とハグやビズをせず社会的距離をとってきた日本人にとって、ロックダウンまでやる必要はないような気もする。欧州ほどの死者数の増加がなぜ日本で起きないのか、様々な説が出ているが、ぼくにも分からない。でも、明らかに欧米とは土俵が違っている。やはり、衛生観念の高さやマスクを付ける文化風習が理由と思うのが相応であろう。

なぜ、フランス人がロックダウンをやらないとならなかったかと言えば、衛生観念も弱く、またハグやビズなど伝統的に社会的距離が濃厚な風習があったからに他ならない。そして、大きな問題はPCR検査機器やマスクの不足であった。この二か月はそれを指導するための教育期間であった。ロックダウンが解除になったのは、一定の成果が出たことや、国民の社会的距離意識が高まったこと、そして最も大きい問題として経済が回らなくなってきたことがあげられる。

健康な人まで隔離されてしまうロックダウンというのは実は中世のペスト時代からある方式なので、PCR検査をどんどんやって、陽性者を隔離し、陽性者だけ封じ込めていけば、経済を封鎖しなくて済む。市場にマスクが戻って来たので、マスク着用を義務化し、パチンコ店やレストランは客席を間引き、床面積あたりの稼働率を減らす。実は、これがまもなくフランスで始まろうとしているのだ。フランスはこの2か月間、PCR検査機を増やし、一週間で70万件までテストが可能となった。ぼくの街では誰もが簡単に抗体検査を受けることが出来る。今の日本みたいに、店は開けられるが、客は自粛要請でいないとなると、答えが見つけられないばかりか、飲食店の生殺しのような状態が続き自殺者を増やしかねない。実際、欧州では人生に悲観した自殺者が出ている。しかし、この方式であれば経済もある程度維持出来、国民に自粛要請を強いずに済むのじゃないか。フランスがロックダウンをした一番の理由はあの感染者や死者数の急増があったからで、死者数が欧米よりもぐんと少ない上に衛生観念の高い日本だと、PCR検査に力を入れ、陽性者の発見隔離、発見隔離をやっていくことで、今よりは成果が出るような気がするし、経済も回る。

さて、今日は外出証明書を持たずに好きなだけ外出できるので、久しぶりにとなりの区まで歩いてみるか。人々や街がどんな感じか、あとで、レポートしてみたい。

仏日記「ロックダウン解除となったフランスで考える、日本の選択肢」 

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