私の生涯企画、文化・街・建物づくりの知恵を深める旅シリーズ。
07.0815 ~ 08.25in パリ。何百年と残っている街並み、その年月が積み重なってしか現れない経年変化というデザインとパリに生きる人々のセンスが混じりあい、そこに居るだけでとても心地よく、豊かな気分でした。その心地よく、豊かな気分にさせている源は、cafeのテラスで、太陽の下、 考えました。それは、パリの人々が生きる街が、何世代も前から自分達のおじぃちゃん、おばあちゃんの積み重ねてきた歴史が身近に残されているという時代の厚みと多種多様な生き方を受け入れる幅だと思いました。その厚みが生きる力を、その幅が可能性を与え、自分の内から根拠のない自信がうまれていることに気付きました。その内からうまれる根拠のない自信が心地よく、豊かな気分にさせていたのだと思います。気付き多き旅でした。単に古くなれば壊し、新しく建てるだけではなく、その地域や街の歴史や時代を受け継ぐ建築のあり方、街づくりも大切だと感じます。子供のころ身近に感じていたもの、子供のころの思い出にあるものが大人になっても残っている街。大人になり、その昔からあるものによって、子供時代の気分がよみがえった時に味わう何とも
懐かしい気分はいいものです。人の心を豊かにする栄養だと感じます。古いものと新しいもの対話の中からつくる街並みを考えていきたく思いました。
↓前回のブログで記載しました I・M・ペイ氏 ガラスのピラミッド