先日、お客様からご相談いただいた内容にかかわることの調査で宝塚市役所へ訪れた。宝塚市から川西、池田、箕面を中心に仕事をしているためそれぞれの市役所には毎月訪れる機会が多くあるなか、5月に入り、新緑にひきたてられた宝塚市庁舎を望み、その建物の魅力をあらためて感じることとなった。そして同時に、その仕事に携わった方々へわいた尊敬の念とともに、その偉大な建築家の仕事が身近にある素晴らしさに感謝した。
建築家 村野藤吾氏
建築を学び出したころから、丹下健三氏など偉大な建築家達とともによく登場する建築家。はじめて宝塚市庁舎が設計した建物だと知った時は、感動したことを今も覚えています。そして、その新緑にひきたてられた建築を望み、気持ちが昂ったついでに、時間にも少し余裕があったので、特に魅力を感じる箇所やスポットを探しにいくことにした。
今回感じた魅力は、その色合いとレンガとの組み合わせ、そしてその建物の外観から感じた規律のよさだった。何よりも、いつも旅に出なければ味わえなかった素晴らしい体験の深みを少し味わえたことが特に嬉しかった。宝塚市庁舎、緑がよくあう素晴らしい建築です。