4月8日(水)、岡山県倉敷市の美観地区に指定されている町へ訪れた。その訪れるきっかけとなった決定的な理由は、昔に藤森照信氏の美術館建築についてまとめた著書で倉敷の実業家大原孫三郎氏が設立した大原美術館に大きな興味を持ち、そして去年に日本の紀行作家である稲葉なおと氏による著書の中でその美術館を設立した大原孫三郎氏のご子息の大原総一郎氏という方の庇護のもと、倉敷で活躍した建築家 浦辺鎮太郎氏という人物に出会ったことによる。出会ったと大げさに言っても、浦辺鎮太郎氏という方について稲葉なおと氏が著書の中で語る内容と多少ネットで調べた範囲でしか知らないが、稲葉なおと氏が著書の中で語るその人物像だけで倉敷に訪れその仕事にふれたくさせるには十分なきっかけだった。以下、倉敷を訪れ、実体験に比べると微々たるものだが、その場で感じた倉敷の町並みや浦辺氏の建築から生じる心地よさが写真から少しでも伝わるように心がけて撮ったものを掲載します。
倉敷到着
江戸時代末期の米倉を改装した倉敷民藝館入り口
なまこ壁
なまこ壁 その二
大原美術館へ
大原美術館 分館へ 浦辺鎮太郎氏建築
新渓園
倉敷アイビースクエアへ 浦辺鎮太郎氏建築
の前の腹ごしらえ
児島虎次郎記念館
倉紡記念館
旅館くらしき 浦辺鎮太郎氏改修
受付
巽の間へ 「約260年前の米蔵を改装した2階にあるお部屋棟方志功や司馬遼太郎が愛したお部屋としても知られる」(↑言葉は旅館のHPから引用)
次の日、
朝の六時に起床
夜が明けたばかりの町を見たく散歩にでかける
見かける早起きな地元の人々が少し、気持ちよく挨拶を交わしている
その他は気持ちいい朝の静寂な時間
鶴形山の山頂に鎮座する創祀1700年を超える古社、阿智神社へ
そして宿への帰り、
朝日を背景にした美しい町の様子に出会う
またいい旅でした。
この倉敷へ訪れた機会に、宿の部屋のサイドテーブルに置かれていた、日本に点在する宿について書かれた本。それは今まで本屋でもアマゾンでも見かけたことのない、初めて見る本だった。この本との出会いからはじまる、新たな旅の機会、そして新しい土地や建築との出会いが楽しみです。