その空間について豊な想像が働いたある本の帯に載る言葉のご紹介。その本、TRUCK nest ―TRUCK (集英社)その帯に書かれていた言葉、を引用させていただきます。
『家具を作る時、いつも考えてきたこと。
自分の嬉しいもの。ほしいもの。使いたいもの。なんてことないもの。奇をてらうのでなく普通に使えるもの 。元々そこにあったように思えるもの。作るものが大きな建物になっても多分同じこと。そうとしか思えない。新しい場所をつくる。その9年間の記録と、考えてきたこと。―TRUCK』
人が生活を送るため、楽しむための居場所をつくり、常に体のどこかが触れている家具、人の大きさに近く、身近な頼れる友達のような存在。そのように自分が思う家具、その家具の作り手さんから考える建物、場所、確かにその帯の裏に書かれている言葉、題名にもある『nest』という言葉の
解釈から伝わる雰囲気を感じる。その帯の裏面を引用、『マギーは教えてくれた。巣を英語でNESTということ。そして、オーストラリアでは赤ちゃんを身ごもったお母さんの大きなおなかもNEST。生まれてくる赤ちゃんを心待ちに肌着などを用意するのもNEST。あったかい寝床からそっと抜け出した後のこんもりとした布団。さらに、家の中に心地いい場所を設えること、などの意味があるらしい。家具を作っている自分たちが考えていることにピッタリな言葉だ。』この言葉からその雰囲気を感じることができたのも、そのお店となる仕事場に何度か訪れ、実際に設計した自分の住まいにその家具を購入し置いた体験が大きい。
dining table
bench
その人、会社のもつ背景による表し方の違い、ただ気持ちいいものを、場所を表す真に共通することはその人、会社の自然な感じ。いかに自分や会社をとおして自然に表現できるか。いや、いかに自分や会社をとおったものが自然と表現されているか。表現したものがどれだけ自然に気持ちいいか。まだまだ体験して、多くのことを学ばないと、、
また本の帯、優れた活動から多くを学びました。