ちょうど2週間前、、、この季節が気持ちよく、すぐに訪れる8月に気持ちが高鳴り、この季節を最も楽しめる出来事に身をおきたく、仕事を夕方近くに終え、直島行きフェリー最終便に向け岡山県の宇野港へ向かった。海の前で波音と潮風を感じながら夜を過ごす、、、この季節に必ずしたいこと、、、そして直島には、それに加え感度の高い一流の建築が点在し、その脇にリーズナブルなセンスいい粋な宿がある、、、、、、『 つつじ荘 』、、、宿が3区にわかれていて、パオとトレーラー、そして和室がある。トレーラーは以前に泊まったので、今回は和室で宿をとった。ただ単にゆっくりするだけの一時が、日常から少し離れることにより、本当に気持ちのいい夜と朝を過ごせた。その理由を考えた時、自分の中にとって大きな気づき、一つ、完成した気持ちよく佇む空間のかたちを得た。それは、受付から路地を通り、脇にある棟が程よく海を隠し、瓦が屋根にのった程よい大きさの棟に入る。入り、畳と障子に囲われた雰囲気に落ち着き、障子を開けると縁側、芝、松そして浜、海へとつづき、遠くのほうに島なみが浮かぶ、、、日本の良さが凝縮したような厚みがあった。その厚みに気持ちよさがあったように思う。特に、深夜、畳と障子を背景に縁側で感じた海の暗さと波音、そして潮の香りに最も和んだ気がする。また一つ勉強になった、次はパオに泊まってみたい、、