2014-07-12感じる旅

来月の夏季休暇に予定しているロードバイクによる紀伊半島まわり　ロングライド（大阪　～和歌山　那智勝浦町～三重　伊勢）に備え、また長く思い馳せていた建築家の宿に佇みたく７月初旬の連休に淡路島を訪れた。

午前４時起床、午前５時、淡路島へ渡るため明石へ向かう。自宅から約５０kmの道のり、いつもこの時間帯が最も神聖に感じ、程よく緊張している体に気持ちいい風がぬける。何をしても本当に心地いい一時が過ぎる。

午前７時過ぎ明石に到着、乗船。近づく明石海峡大橋を景色に海の雄大さに体をあずけ、海を渡るひと時を楽しむ。これもいい時間。そして淡路島を一周、何度来ても楽しめ、風景に感動する。僕としては淡路島の南側が最も好きだとあらためて思いながら一周、淡路島の海側の様子をあじわった。そして午後４時、無事ライドを終え、今回のもう1つの大きな楽しみである、好きな建築家の宿へ向かった。

TOTOシーウィンド
気持ちいい空間を考えるうえで、今回、再認識できたことは、コンクリートの質感が自然とまじわる様子、また建物がたつ場所との関係による自然の見え方、つたわり方の大切さだった。

やはり旅は有意義で濃密な時間をあたえてくれる。

何でも鍛えぬかれた人物の作品にふれ、感じ、そしてその受けた印象から自分だったらどうのようにその人に気持ちよく価値のある時間や体験を提供できるか考える。そのように思考を鍛える大切さもあらためて実感できた旅となった。

次の日の朝、曇ってはいたが、今までとは違う最高の水平線をのぞむことができた。空と海が接する境界がぼかされ交わっているようで、その目に見える空と海の接点でさえも自分がいてる空と同じほどに距離があることを想像し地球の丸さを思う。いつか宇宙からこの丸さをはっきりと見てみたいと
夢がふくらむ。
汗をかき、いい作品にふれる旅はいいものです。（＾＾