昨日、用があり東京を訪れた。その後、帰りの新幹線までの時間を活かし「建築」という切り口で気にかかっていた2つの展覧会へ訪れた。
一つ目は、「夏目漱石の美術世界展」
二つ目は、「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」
その両展覧会が上野公園で開催してることもあり隙間時間にして気持ちの良い濃密な時間を過ごすことができた。
夏目漱石氏は、川床優氏の書籍により建築家を志した一時があったことを知り、文学をデザインの視点に置き換えた話が非常におもしろいと同時に夏目漱石という人物に非常に興味を持つキッカケとなった。
そして今回の展覧会ではその文学の背景に潜む美術を鑑賞した。もう一方の展覧会に登場するレオナルド・ダ・ヴィンチという人物は仕事が多彩で建築家でもあったことをよく本で見かけていたので、この機会に少しでもこの人物を知るために、そしてそのセンスに触れたく訪れた。ほんの一瞬だったが、記憶にいい感触をのこせた出来事だった。そして新幹線で大阪に帰る途中、その余韻に浸りながら東京の用事へ向かう途中に見かけ、思わず惹かれ写真を撮った岡本太朗氏の作品のことを思い返した。
美術のもつ潜在力、美術が人に与える効用とは何か、こらからも探っていこうと思います。