社会に住まいを供給する立場として、自分が関わる建物にそなわる豊かさの可能性を最大限、引き出したく、休日に出かけた先の町や旅先に寄った街々で気持ちよく感じる場所にたたずむ。その気持ちよくさせる感覚をおこすもの、源は何か、その場所にたたずみながら、考えず、目に映るものの輪郭や光の具合、聞こえる音、香り、肌に触れる風、五感で探す。その感覚にひっかかったものについて、考える。考えて、解る。その努力を続ける。そして、その心地いいものを住まいにそなわる各部分に宿すかたちを想像し、計画する。もちろん、人によって心地よく感じるもの、ことは人によって違うので、機会があれば一つでも多くの場所に訪れ、心地よく感じるものの自分の引き出しを増やすことにも努力をついやす。また、自分の持つ引き出しに入っているものだけが、相手に合う心地よさとは限らないので、相手が望む心地よさをその人から出る情報をもとに形にする理解の深さと柔軟さを磨くこうと思う。今回、ご紹介する心地よくたたずんだ場所。2008.12.横浜、赤レンガ倉庫付近。古いものと共存しようとする試みを感じれる場所。レストランでの食事とお酒でいい気分になった後、場所を変え、ブルーノートで聞いたジャズは最高でした。その帰り、建物を出た後、建物にかかる満月を発見、思わず、、、