GWの後、工務店社長の好意により、定休日とあわせ一日代休をとり、中国へ飛び立った。中国の勢いを感じたく、また新旧の建築にふれたく北京を訪れた。
一言にまとめると、訪れた2週間前に見た映画の印象も強いせいか、その映画「三丁目の夕日」に描かれる時代の雰囲気に通じるものがあったように思う。今より明日が良くなると信じ、不安になりながらも期待をふくらませ、前へに進む、、、潔い清々しさがあった。いい刺激を受けた2日間だった。
もちろん古都中心に建築もめぐり、日本とのつながりと違いを感じた。
そして念願の長城へ、、、
北京から帰国後、計ったかのような偶然にある文章に出会う。
著者:茂木健一郎氏 、 著書:文明の星時間
2009年の6月、相次いで香港、そして上海を訪れた。中国を代表する二つの経済都市。街を行き交う人々の目の輝きが違う。ゆったりと、自信ありげに笑い、足早に歩んでいく。その発展の勢いが、強烈な印象として脳裏に残った。
中略
社会の若さとは、まさに未来がどうなるかわからないと不安を感じながらも、それを上回る希望を抱くことではないか。
中略
将来はどうなるかわからない、と覚悟を決めた時に、社会は若返る。脳の潜在能力が最大限に発揮される。日本の社会にも、若返りの季節は再び訪れるのだろうか。
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