秋に入り、8月に訪れた紀伊半島の余韻から、2年前のちょうどこのころに訪れた高野山のことを思い出し、その時に感じた山の雰囲気が少しよみがえったような気がした。その薄い感覚に、妙に気がかかり、10月の定休日に高野山へ訪れることを計画した。家から高野山まで100kmほどの道のり、午前7時に出発、天王寺、河内長野過ぎ、一つ目の山を越え、高野山を遠くに望み午前11時過ぎに橋本へ到着。高野山を登るスタート地点にたどり着き高まる気持ちを抑え、まず腹ごしらえ。特盛りのカレーうどんをいただいた。美味しくいただき、午後1前に高野山の奥の院あたりに向けて登りはじめる。2度目だけに落ち着いて風景を楽しみ、山の雰囲気を感じることができた。
湧き水をかぶる
頂上付近、太平洋へつらなる稜線に気持ちがふくらむ
今回、とめさせていただく宿坊に到着。
お風呂で疲れた体を癒し、精進料理をいただく、そして、金剛峯寺 蟠龍庭 夜間特別拝観へ
素晴らしい体験となる。この土地にある美しさ、それは日本の美しさとも重なる。自然のものの配置と高野山の空気にひきたてられた間がもつ美しさにふれることができた。よかった。
そして次の日、来年が開創1200年にあたることを知り、また来年、訪れたいと思う。