2016-12-11未来に必要なものとは 第四回

ＨＯＵＳＥ　ＶＩＳＩＯＮ２/２０１６東京展

４棟目に見学した建物、「賃貸空間タワー」

賃貸住宅の大東建託と建築家　藤本壮介氏によるコラボレーション

この建物のコンセプトを以下、ＨＯＵＳＥＶＩＳＩＯＮ　ＨＰから引用掲載します。

大東建託と藤本壮介のテーマは「賃貸住宅の再定義」です。これまでの賃貸住宅は、専有空間を最大化し、共用部分は通路のみという構成でできあがっていました。しかし、もしもプライベートな空間を最小化し、キッチンや浴場、シアタールームや庭などを広々とした共有空間してみるとどうでしょうか。贅沢なキッチンで料理を堪能し、広々とした浴槽で身体を伸ばし、ゆったりしたライブラリーで気分を変えて読書ができるのです。

自分の部屋に続く居間的な空間を他者と共有するシェアリング・ハウスとも異なり、プライベートと共有部分を鮮明に区分けし、それらを新たに結合し直すことで、気持ちのいい賃貸住宅の形が見えてきました。

時間に余裕のあるお年寄りや、庭いじりの得手な人が共有部の庭を管理してくれれば、それを全員が楽しみことができます。単調だった廊下は心ときめく複合空間に変貌します。

引用以上。

この建物を見て私が先ず感じた事は、主に建物の下地や構造材として隠れてしまう合板を仕上げ材として、それのみで形成されている建物のもつ潔い心地よさと、素材や部材に対して自分が持っている先入観でした。

日々の生活の中で意識しないと自分の中で根付く先入観や固定観念にとらわれず、素直な目で見、柔軟な頭で思考し、本質をついた活動を行えるためにも、これからも一人でも多くの人の考えや仕事に繰り返し触れ続ける事を大切にしようと思います。

次回に続きます。