HOUSE VISION2/2016東京展
3棟目に見学した建物、「遊動の家」
三越伊勢丹と建築家 谷尻誠氏、吉田愛氏によるコラボレーション
この建物のコンセプトをHOUSEVISION HPから以下引用します。
「日本はリノベーションの時代に入りました。(中略)
この家は「ニュー・ノマド」すなわち、定点居住というよりも、仕事で移動が常態となったような人々を対象としています。過密に働く彼らは交友の範囲も広い。どっぷりと暮らしにはまり込むよりも、月の半分を過ごす快適な拠点として、また、知人達を気軽に招いておもてなしができる、そんな空間を想定しています。世界は定住の時代から、再び遊動の時代へと動いているのかもしれません。
(下略)(引用終わり)
この家で感じ、思ったことは、如何に今まで限られたニーズの中で家が考えられていたかということから、少数かもしれないがニッチなニーズに対して、明確に答えていく家の提案に新しい家の可能性、より豊かな生活を送ることのできる考えが十分にあるということでした。
また、LDKのようなパブリックスペースと居室のようなプライベートスペース、またはどちらかに絞って考えるか、そして浴室や洗面、トイレをどちらに考えるかなど、間取りの配置を考えると同時に、家を探される方々によってパブリックとプライベートの割合を具体的に考えることにより、一層豊かな生活を送ることのできる家を提案できる可能性を感じました。
次回につづきます