8月末、近い未来に人々が必要とする住まいのあるべき姿を見定め、想像を豊かにするため、東京で開催中のHOUSE VISION 2/2016東京展」へ訪れました。
2度目のHOUSE VISION展。
2013年に1度目のHOUSE VISION展へ訪れてから長く2回目の開催を楽しみにしていましたが、会期が短いため仕事の調整がつくか心配だった分、展覧会最終日、今回もこの展覧会に居合わせることができ、本当にありがたい気持ちの中、見学することができました。
HOUSE VISIONの理念である「新しい常識で都市に住もう」から第一回目の展覧会のテーマは「新しい常識で家をつくろう」ということでした。
今回の展覧会テーマは、「Co-dividual 分かれてつながる 離れてあつまる」
そのことを頭に入れ、展覧会を巡りおさめた写真とその写真に関わる建物の内容をHOUSE VISION展の資料などから引用し、自身の感想も少しまじえ、数回のブログに分けてご紹介したいと思います。
HOUSE VISION展 入口
会場構成 建築家 隈研吾氏
会期終了後、会場は跡形もなくコンクリートの地面に戻り、一部の展示建築物や会場のウッドデッキ、木組みなどは、日本各地に運ばれ、あるものは再現され、あるものは資材として形を変えて再利用されていきます。
材料が統一されたシンプルな構成が自然に気分となじみ、心地よかったように思います。
シンボルツリー 住友林業緑化とそら植物園の西畠清順氏とのコラボレーション
会場に入ってすぐにある樹齢1000年のオリーブの木は圧巻でした。時を経てきた樹木に所々芽生える新緑との関係に生命力の素晴らしさを感じたように思います。
先ず初めに見学した家は、
「冷蔵庫が外から開く家」
ヤマトホールディングスとプロダクトデザイナー 柴田文江氏とのコラボレーション
HPの説明によると、
荷物の配達と受け取りは人が行い、拠点間の物流は徹底したハイテク管理で高速化していく。また、こうしたサービスを安心安全に実現するセキュリティの仕組みも、センシングやデータ解析の技術がサポートしはじめています。
日本の家々の徒歩5分から10分の圏内に人を配し、物流の未来に準備ができているヤマトホールディングスと、ハイテクノロジーと人を優しいデザインでつなぐプロダクトデザイナー、柴田文江とのコラボレーションにより、新たなサービスを手の届く距離で感じていただきます。
次回に続きます。