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2025-11-14“ゴッホになるまで”をたどる旅

先日、神戸市立博物館で開催されている「大ゴッホ展」を鑑賞してきました。
住宅に携わる仕事柄、空間や光の取り入れ方・色の使い方にはつい目が向いてしまうのですが、今回の展覧会はまさに“色と光が画家をつくっていく過程”を体感できる内容でした。
ゴッホと言えば強烈な色彩や筆致のイメージが先行しますが、今回の展示は、彼がそこに至るまでの“前半期の歩み”に焦点を当てています。オランダの小さな村で生まれ、画商としても伝道師としてもうまくいかず、27歳でようやく「絵で生きていく」と決めたゴッホ。農民や炭坑夫とともに暮らし、人の苦悩に寄り添い、自然を深く愛した彼の“原点”とも言える作品が多く展示されていました。
そこからパリで色彩に目覚め、さらなる光を求めて南仏アルルに向かったゴッホの変化は圧巻です。そして今回のハイライトが、クレラー=ミュラー美術館所蔵の《夜のカフェテラス》。夜空を青で、カフェの灯りを鮮やかな黄色で描くという、それまでの西洋絵画にはない配色は、初めて実物を見た私にとっても忘れがたい素晴らしい体験になりました。
展示説明には、ゴッホ自身が「現場で夜を描くのはとてつもなく楽しい」と語った手紙も紹介されており、街の光や星空を前に、彼がどれほど心を躍らせながら筆を動かしたのかが伝わってきます。夜景を“闇”ではなく“色”で捉える姿勢は、空間の光の捉え方を考える私たちの仕事にも通じるものがあり、刺激を受けました。

建築としての魅力 ― 神戸市立博物館が支える鑑賞体験

そして今回、作品だけでなく私が楽しみにしていたのが、会場となっている神戸市立博物館の建物そのものです。
この建物は、建築家・桜井小太郎によって昭和10年(1935年)に旧横浜正金銀行(現 三菱UFJ銀行)神戸支店として建てられたもの。正面にはドリス様式の円柱が堂々と並び、新古典主義の風格をまとった昭和初期の名建築です。平成10年には登録文化財にも指定されています。
街の中心に佇むその姿は、威厳がありつつも、どこか柔らかさのある端正なプロポーション。外観のクラシックな表情と、内部の展示空間の落ち着きある明るさのバランスが絶妙で、作品の色彩を引き立てる“器”としての力を感じました。銀行としての空間を博物館へと転用している点も興味深く、用途が変わっても建築が新たな価値を持ち続けることの面白さを再認識する機会に。
住宅分譲の仕事でも、街並みや建物が「時間の重なりで価値を増す」姿に魅力を感じるのですが、この建物もまさにそれを体現していました。
色と光、そして空間から学ぶこと
ゴッホが“色を探し、光を追い求め、画家になっていった”過程をたどる今回の展覧会は、私にとって非常に学びのある時間でした。
何より、「空間・光・色は人の心に直接働きかける」
ということを、ゴッホの作品と神戸市立博物館の建築が共に教えてくれたように思います。
アートに詳しくなくても楽しめる内容ですし、神戸の街歩きの中に美しい建築を味わう体験も加わって、とても豊かなひと時でした。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

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