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2021-01-25パリ最新情報「欧州で急拡大中の変異株ウイルスによる新たな脅威」

新型コロナの最新情報をお届けします。
Posted on 2021/01/25 Design Stories 

3回目のロックダウンが噂され続いているフランス。
本日、メディアに、フランス科学評議会トップの、ジャン・フランソワ・デルフレシー氏が出演、持論を展開した。
デルフレシー氏がメディアに出てくることは珍しく、注目が集まった。
デルフレシー氏は、
「現在、世界中で流行しはじめている変異株ウイルスは新しいパンデミック(第二次パンデ ミック)であると認識すべきである」と発言した。
フランスは欧州諸国の中ではコロナ抑え込みに一定の成果を出している。
しかし、このまま何もしないでいると、変異株のピークが3月の半ば頃にはやってくるといわれている。
その前にロックダウンをやる必要があるという意見が連日のように起こっている。
このような状態を受け、フランス政府は、今週中にも、ロックダウンについて検討に入るであろう、との情報。

現在、フランス政府が持っている手段は以下の3通りある。
1. このまま夜間外出禁止令(18時から朝の6時まで外出禁止)を続ける
2. ロックダウン(学校や仕事は動かす緩やかなロックダウン)
3. 英国やドイツのような完全ロックダウン
フランスのヴェラン保健相は昨日、8月末までに全国民にワクチン接種を終わらせると宣言 したが、
科学評議会トップのデルフレシー氏は、それは不可能で、夏の終わりまでに40% 程度の国民の接種が現実的な数字あろうと反論した。
 
現在、フランスは100万人がワクチンを接種した。(イスラエルは3700万人がすでに接種を終えている。またイスラエルは国内線の運航も停止した)
また、デルフレシー氏 は変異株の急拡大に備え、高齢者は自衛のためにこれから二か月の間、家から出ない選択肢 を考えてほしい、と語った。
春までに75歳以上の高齢者80%にワクチン接種が出来れ ば、その結果、重傷者が減り、逼迫しつつある病院の状況が改善される、と指摘した。
全世界で出現している変異株が次第に猛威を振るい始めている。
南ア株の変異ウイルスへのワクチンの有効性は40%ほど従来型より低いという情報も出ている。
フランス政府は、できるだけ早く多くの国民に短い期間でワクチンを接種するしか、医療崩壊を防ぐ方法は今のところない、と考えている。
変異株ウイルスの脅威 が去年を上回りつつある今、欧州各国は最大級の警戒状況の中にある。
 

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