フィンランド の魅力。その国の企業であるマリメッコ、イッテラのインテリア用品や食器などの生活雑貨に表れるどこか温かく、シンプルで、とても感じの良いデザインに惹かれ、そして生活の中で使い続ける度、感性に気持ちよく働きかけてくれるものたち。新築祝いに尊敬する建築家の方からいただいた建築家アルブァ・アールトがデザインしたというイッテラの花瓶、そこから本格的にその建築家に興味を持ち、調べ、知る、その他の建築家たちの高い評価や、本の中で出会う建築たち。また建築家エーロ・サーリネンのチューリップチェアの形に感じた柔らかさにも衝撃を受け、アルブァ・アールトという方においても、エーロ・サーリネンという方においても、大きな建築を建てる建築家でありながら、デザインする小さな生活雑貨や家具のセンスの良さ、その全然異なる大きさに貫かれている本質にいつも興味を持ち、いつも気にかかる土地、フィンランド。そして今年、とても嬉しいことに、その気持ち、その疑問を少しでも理解する機会となるチケットをいただいた。しかも好きな建築家の建てた美術館での展覧会。
早速、兵庫県立美術館へ
この機会をくれたお母さんに本当に感謝です。私においてまだまだ表現できる言葉が少なく、感じることに集中した展覧会となりましたが、自分の感覚に程よい感触を残せた実りある展覧会となりました。また日本に共通する何かを感じたことも大きな収穫でした。いつかその感じたことを表現できることを期待して、最後にその展覧会に記されていた気にかかった言葉を紹介します。「優れた芸術とは何か 、時の試練に耐えるのは何か 、なぜ芸術は我々にとって重要なのか、(その問いにアルブァ・アールトが)もし芸術が存在しなければ、生命は機械となり、死んでしまうだろう」
(上記の日本に共通する何か、の一つに多くの森林が存在することにより育まれた文化があるという思いから気にかかった言葉↓)
「フィンランドは多くの芸術家に霊感を与えた」
「美術館は我々に霊感を与え、挑戦し、思考へと導く、」
「霊感」とは、、、また感覚の深みを探る旅が始まる