自分の感性をみがき、建物に対する解釈や理解を広げたく、訪れたかった建築たち。いろんな人々による、いろんな表現を感じてみたく、楽しみにしていた瀬戸内国際芸術際。夏季休暇を使い実現した。まず訪れた島は、岡山県に位置する犬島。石の島として知られる島。
その島にある1909年に開設され、わづか10年で閉鎖した近代化産業遺産の遺構を再生させ、アートスポットとしてよみがえらせた建物に訪れた。設計を手がけた建築家 三分一博志氏 ・ その建物「精錬所」
時代を経て浮かび上がる質感に最も気持ちいい感覚が残り、その遺構とともにある建築家やアーティストの試みが新しい可能性を見出していた。ホントいい感触でした。三分一氏が建築を通して自然と関係をもつ仕事に尊敬の気持ちと好奇心をもち、それから何かを学びたくその活動に注目している。最近、六甲山にも作品が完成したみたいなので、次の休みに訪れようと思っている。詳しくは→六甲山の建築
また氏が目指している「地球に認められる建築」という言葉に深く思いがめぐる。自然とのつながり、自然とともに、あるものを自分自身もたくさんの人から影響を受け、学びながら仕事や生活の場で表現できるよう、自分のスタイルを構築したく思う。そして昼過ぎからは、もう一人注目している建築家の作品を訪れた。
建築家 妹島和世氏