8月。
1年で最も楽しみな季節であり、時間をかけ遠くに行ける休暇のある季節。その夏季休暇を使い、訪れたいとリストにした建築を感じに旅にでる。その旅の密度を濃くするために、行き方、佇む宿にこだわる、、、そしてがむしゃらに動いてしかおこりようのない意図するところを超えた素晴しい出来事がおこる機会を心掛ける。そしてそのことが旅をより豊かにする。今回の旅の目標地点、尾道から今治につづくしまなみ海道途中にある大三島、そして松山、広島へと向かう。以前からサイクリングしてみたかったしまなみ海道を通るということで、今回はロードバイクで旅に出ることにした。この夏に完成した、心の底から楽しみにしていた尊敬する建築家の美術館へ、あえて自力で行くことで得れる感覚や思いがあることを期待して、、、予想以上にきつかったが、予想以上のものを手に入れることができたそのものが写真から少しでも伝わればうれしい、、、
岡山県宇野港から尾道へ向かい、そしてしまなみ海道へ、
次の日、再出発、大三島へ、、、
まず、ところミュージアムに到着
そして、お目当ての 伊東豊雄ミュージアム へ
そしてこの展覧会で建築に、もしくは自社が手がける住まいに求めるものをより具体的に意識することができた。その展覧会、新たなる船出にある一文、、、「このミュージアムは海事都市今治から未来に向かう建築の夢を乗せて、新しい航海へと旅立つ。何を求めて航海へと出るのか。それは、自然から切り離されて人工的な環境で埋められた近代主義的都市空間から人々を解放し、自然に親しむ、より人間的な生活を取り戻せる環境をつくらねばならない。そして住むことの意味、コミュニティの意味、そして建てることの意味をゼロから考え直すこと、震災を機に、そうした問題こそがいま建築家としての私たちに問われているのだと思う」(一部省略)とこの言葉の本質は建築家のみに限らず、こらからの社会を築いていく人たちが社会へ財やサービスを供給するうえで必要となる考えであり、その供給する財やサービス、そして仕事の大小やレベルの違いにかかわらず、それらを構成するために必要な一要素であると思えた、、、これから仕事や生活をしていくうえで、意義のある問いを得た。地球のことを考え人にとって本当に必要とされるものをつくるということ、、、
建築を堪能した後、松山へ向け走り、旅の果てに用意した宿のある
広島へ向かった、、、